1.前置き。「猫でもわかる霊界物理学への足がかり」とはなんぞや。
(初出2004.04.23)
ジュネで〜す。
現在の宇宙物理学では、
今から約137億年前にビッグバンが起き、
それが我々の宇宙のはじまりであると推定されています。
「宇宙は有限だか果てはない。」
宇宙をこう定義する表現を、
誰しもこれまでに聞いたことがあるだろうと思いますが、
最近の常識となっているこの定義にせよ、また、
ビッグバン理論の、とほうもなく広大な宇宙が点からはじまった、という説にせよ、
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どれも、この世の我々の概念(がいねん)を超えています。
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これらの説に限らず、
突き詰めていくと我々の概念を超えた領域に帰結(きけつ)してしまう事象(じしょう)は、いろんな分野に多々あります。
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こうした、常識を超えた領域というのは、
100年前か数100年ほど前までは、たとえば「それは神話の領域である」として、逆にストレートに受け止めることができたのですが、
今は物理学も発達して、高度な観測技術と、概念の論理化によって、
そうした、我々の概念を超えた領域さえも、理論化することができはじめてきました。
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ところで、ビッグバンの時に『物質』と『反物質』が生成されましたが、
ご存知のように、我々のいる宇宙であるこの世は『物質』で満たされていて、
一般的に『反物質』はほとんど観測されません。
そこでたとえば、『反物質』は観測しにくいと同時に、霊界もこの世の我々には観測できない、ということから、
『反物質』は霊界を形成している物質であると考えると、まことに具合がいいというか、都合がいいというか‥‥(^_^;)。
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この『反物質』に関しては、諸説ありますが、とりあえず──、
霊界はあるらしいので、
なにがしかの『反物質』のような、この世と表裏一体の物質によって霊界は構成されているだろう、
という科学的な前提のもとに、
いわば、一足飛びに霊界の理論化を目論んで(もくろんで)、
霊界物理学とでもいうものの足がかりにしたいと思っています。
よろしくお願いしますm(_ _)m。
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2.このページの目的
(初出2004.04.23)
(改訂2004.06.29)
霊界というと、不可知なイメージが付き纏(まと)います。
実際霊界での生活は、この世の人間からすると、不可知な部分があるようです。
でも、もしそうだとしても、次の章にあるように、
物理法則が人知を超えているという点では、この世もあの世と同じと言っていいのかもしれません。
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人生の本義という見地から
霊界を説いたお話については、書店に霊能者の著わした明解な本が若干ありますので、
そちらをご参考にしていただくことにいたしまして、
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ここでは、概念でしか捉えられない霊界ではあるけれど、
理論的に理解しようという試みをしたいと思います。
皆様に、より霊界に関心を持っていただいて、
霊界に対する認識を深めていただければいいなと、
そしてそれにより、
人生というシステムに対して、多角的な視野を持ってもらえればいいなと思っております。
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さて、この試みが大吉と出るか小吉と出るか(^_^;)。
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なお霊能者の本というと、カテゴリー的には宗教関係になりますが、
宗教関係の本を読まれる場合、
特定の人の本だけを読んで納得してしまいますと、その人がエセ宗教家だった場合、
マズイことになりかねませんので、複数の著作を読まれることをお勧めする次第(しだい)であります。
それに、良い霊能者といえどもこの世に生れ落ちた人間ですので、
多少の考え方の偏りぐらいはあります。
より広い目で、より深い理解を得るためにも、
複数の著作を読まれるのはよいことだと思います。
実際、ここ150年ぐらいの間に、全世界で十万冊以上の「霊界を紹介した本」が出版されたのだそうです(丹波哲郎氏曰く)。
今、書店ですぐ入手できる「霊界本」となると限られますが、
店頭にない本となると、まだまだ入手可能な本はたくさんあるはずです。
その中で良質の本となると限られますが、
お時間のある方は、それらを探してみるのもいいかと思います。
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3.霊界物理学は、脳みそフル回転でシミュレートしよう!
(初出2004.04.23)
さてここでまず、おさらいと言いますか、確認という意味からも、この世の最先端の物理学の話を、
簡単にしたいと思います。
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元来物理学というものは、当然のことながら、観測からはじまってきました。
観測とは、物体にどのように力を加えると、どのように動くか、という単純なことです。
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我々人類は、自然界に存在する、4つの力を確認しています。
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・電磁気力、おなじみ磁力・電気力です。
・重力、→
猫でもわかる(かもしれない)重力理論
・原子核の中で働く強い力
・原子核の中で働く弱い力
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この4つの力は、特に素粒子物理学と密接に関わっておりますそうで、
それを知りたい方は、まー素粒子関係の本を読んでいただくといたしまして‥‥
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1900年頃までは、重力理論と電磁気理論とが確立されていました。
・重力理論──万有引力の法則(ニュートン)
・電磁気理論(マクスウェル)
その当時、物理学者達の課題となっていたのは、この2つの法則の間に、噛み合わない部分が多くある点をどう説明するか、ということでした。
アインシュタインは、「もはや観測によって物理論を解明する時代ではなくなっている」と考え、推論によって──いわば状況証拠をうち立てることで、
光の速度に関する2つの法則の融合論を導き出しました。
それが相対性理論です。
最初の特殊相対性理論が発表されたのは、1905年──今から100年も前のことです。
その後の一般相対性理論が発表されたのは、1916年です。
ちなみに、その理論たるや、
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- 質量はその周囲に時空の歪みを生じさせ、それが重力となる。
- 重力が強い場所ほど、時間は遅れる。
- なにものをも、光速である秒速30万kmのスピード(真空中)を超えることはできない。
ただし、観測者がどんなに速いスピードで動いていても、その観測者にとって、常に光は秒速30万kmである。
(光速度不変の原理)
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それにより、たとえば静止している人と動いている人とでは、お互い、自分の時間に対し相手の時間が遅れてしまう。
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動いている人が停止して双方の時計を比べると、
動いていた人には停止にかかる力が加わるため、
動いていた人の時計が遅れている。
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というとんでもない理論です。
それは、まごうことなく我々の世界の構造なのです。\(◎o◎)/ひぇー!
(ひとくちで言うのもなかなか難しいのですが、まーこんなところで勘弁してください。ジュネも相対性理論のことごとくをつぶさに把握しきったわけではないので^_^;)
ただこれは、あの世の見地からするとあるいは特段異常なことではないのかもしれません。
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いわばこのページは、アインシュタインもその頭脳で相対性理論をシミュレートしたのだから、
我々も、霊界にも当然有り得る霊界の法則を、脳みそフル回転でシミュレートしよう、という試みなわけです。
→余談「ブラックホール発見ストーリー」
→量子論に関してもそのうち紹介したいと思います。
(でも量子論ってイマイチぴんト来なくてつまんないンだよなー。r(-_-;) )
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4.さていよいよ
(初出2004.04.23)
(改訂2004.04.29)
「霊界とはどんな構造をしているのか」というお話に入りたいと思います。
が同時にこの先は、
相対性理論・量子論その他を発見した偉大な物理学者達の、
「観測結果のつじつまの合わない部分を解決するべく生まれた理論」とは違います。
いわば霊界という、
それをあると仮定しないことには、
なんというか納得できない、いわば理念の理論化とでもいうべきかもしれないようなものであります。
──少なくとも一般人には観測できない霊界の、理論化です。
なので、こうと確定するのは難しいお話であることをご了承のうえ、読んでくださいませ。
しかし、それゆえ、物理学者が発表しない分野でもあります。
(誰も発表せぬか。^o^;)
(ちなみに理論といっても、数式による解析ですらありませんが‥‥。^_^;)
→ちなみに霊とは・除霊とは
5.時間軸 ( 必見!目からウロコ)
(初出2004.04.23)
(改訂2004.06.02)
(改訂2005.07.08)
(改訂2009.01.11)
まずこの「時間軸の章」に書かれてあることは、ジュネの憶測が中心になりますので、
多少間違っている可能性があります(^_^;)。
一応それをさっ引いて受け止めてくださいませ。
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みなさんは、就眠中に、前に見たことのある『同じ夢』を見て不思議に思うことがないでしょうか。
『同じ夢』というものは、その多くが、
その内容も、また、そんな夢を見たことすら、もう忘れてしまっているにも関わらず、
なぜか正確に辿(たど)って見るものです。
こんな不思議なことが私たちの就眠中には頻繁(ひんぱん)に起こっているのですが、
それには不思議でもなんでもないレッキとした構造的な理由があるのです!!!。
この章は、その不思議に対する解答でもあります。
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よく「霊界は4次元世界である」と言われています。
これはそのものずばり、あの世の住人は、時間軸も含めて、時空を凌駕している、ということと捉えられます。
いってみればそれが、
あの世がこの世の人間にとって不可知な領域と感じられる所以(ゆえん)なのでしょうが。
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でまず、「この世の時間」というものについてですが。
そもそも、無限に続くように感じられるこの時間というものに、
ビッグバン理論の示すように起点があるということがまず、
この世界の我々の概念を超えています。
またそうではなく無限の過去から続いているのだったとしても、
どちらにしてもこの世界の我々の概念を超えた領域です。
とにかく我々は、このマカ不思議な時間の流れの中にいるということは事実なわけです。
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ここで思い起こしていただきたいのですが、
時間というものには方向があり、時間は未来へ向って進んでいるものであり、
もし過去へ向おうとするとそれは遡(さかのぼ)る──逆行するという表現になります。
しかし、空間には、時間軸のような、空間に沿って前進する・逆行するという概念はありません。
これは時間軸の特性と言っていいのかもしれませんが、
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たとえば、Aさんが、タイムマシンで10年過去に戻った場合、
Aさん自身が10年前の人柄に帰るわけではありません。
10年前のAさんが、今と比べると勇気の足りない人間であったとして、
時間を遡行(そこう)しても、Aさん自身は、今の勇気のあるAさんのままなわけです。
それはタイムマシンを運転?して時間を逆行している間でさえも、
Aさん自身は、絶えず未来に向って進んでいるということなわけです。
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それなら、霊界が時間をも凌駕(りょうが)しているということは、
霊界では人は過去の自分に──もとのもくあみに戻ってしまったりするのでしょうか?
おそらく、それはないでしょう。
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現世で、あなたの廻(まわ)りには、
あなたよりもレベルの高い人もいれば、近寄りたくないようなレベルの低い人もいます。
それは、この世の20年や80年の経験だけではなく、
過去世から引き継いだ何万年何十万年の経験の濃い薄いがあるからなのですが。
当然霊界に行ったら、まさにそのレベルの高い低いが活きています。
1週間前よりレベルの高くなった人、1年前よりレベルの高くなった人は、
地獄にでも落ちない限り高いままです。
霊界では過去に戻るとレベルがもとのもくあみになるわけではないはずです。
では、どうゆうことなのでしょうか?
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この世では、物理の法則が、時間の経過を作ります。
たとえば、自動車は、最初買った時は新車でも、だんだん古くなると故障が増えてきて、
やがて走れなくなってしまいます。
私達の体も年をとると、あちこち支障がでてきます。
従ってこの世では、新車だった頃・若い体だった頃は過去の記憶です。
記憶とは、脳細胞のシナプスです。シナプスが壊れれば、記憶も欠如します。
ですが、あの世はいわば、自分の心が自分のいる世界を決める、そうゆう世界です。
古くなると故障する物理法則とは無縁の世界です。
過去のことは記憶ではなく、まさにその人自身の心──人間性そのものなのです。
たとえば自分の家で、自分は自分の部屋にいるけれど、隣の部屋にも簡単に行き来できるように、
昨日起きたことは昨日の出来事に間違いないのですが、
それは昨日の記憶ではなく、行き来できる場所なのです、きっと。
概念でしかとらえられませんが‥‥。(参考:深見東州著 人類がうまれた秘密をあかす)
言わば、この世では、肉体を持つことで、時間軸が限定されることになる、
といえばいいでしょうか。
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みなさんは、就眠中に夢を見て、目覚めて不思議に思う時があるはずです。
以前に見てもう完全に忘れてしまった夢であるにも関わらず、
同じ夢を、正確に反芻(はんすう)して見ていた時です。
しかも目が覚めるとまた、よく覚えていなかったりします。
夢の内容はおぼろげで覚えていなくとも、
以前に見た同じ夢を正確に辿ったことはなんとかわかります。
←これ、ジュネだけじゃないよね?(^_^;)
それが霊界です。
過去に見た夢を反芻(はんすう)しているように思ってしまいますが、なんとそれは同じ時間にいるということなのです。
実は、就眠中の私達の意識は、肉体との融合から部分的に離れて、
霊界に──つまり4次元世界に半覚醒状態にあるのです。
肉体という、時間軸が限定された体に生を受けていてそこから抜け出せないため、
夢は、
意味の無い不可解な印象の羅列(られつ)ばかりとなっていますが、私達が霊であることの証左(しょうさ)です。
以前見た夢は、過去の記憶ではなく、その場所に自由に行き来しているということなのです。
(まー何度も見るほどの価値があるものだとも思えませんが^_^;)
(ちなみに私達の潜在意識は、就眠中はかなりの自由度を持ってあの世に行き来しているようです。)
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私達は、死んで肉体から離れたら、それはどうゆう世界かといったら、
夢を見ている時の、意識がはっきりした状態だと考えればいいと思います。
肉体に生を受けている限り、夢はおぼろげな夢ですが、
肉体を離れたら、全覚醒した夢なのだと考えればいいと思います。
もうひとつかいつまんで、
就眠中、夢を見ているのは霊体であり、
それゆえ肉体の脳に記憶が残りにくいのだ、と言えるだろうと思います。
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6.心
(初出2004.05.06)
さて、我々には、明確な、はっきりした「心」「自我」というものがあります。
唯物論の(霊魂は存在しないという)観点から、人間の心とは何かと考えると、
脳がものを考え、脳が生存に関わるあれこれを欲求している、といったところになるでしょうか。
確かに、脳にその程度の機能はあるようですが、
たとえば他を慈しむ気持ちなどは、脳の機能とは考えにくいものです。
欲に応じて何かを求めることは、脳にその機能があって行っているものかもしれませんが、
ときとして人は、自分の利益に関係なく、他の力になりたいと思うものです。
ときとしてというよりは、
朗(あきら)かに肉体の機能と違う重要な部分であり、
そもそもそれが人の本分であると言っていいかもしれません。
とにかく、考える自分があり、欲に突き動かされる自分があり、他を慈しむ自分があり、
そうした心の動きを纏(まと)めて「自我」と呼ぶとして、
それは、脳の機能などではなく、
この絶対的な「自我」というものがあって、
「自我」は、自分のこの肉体にくっついて、基本的に死ぬまでは離れないのです。
7.男&女
(初出2004.05.15)
(改訂2005.04.15)
欲というと、下等なイメージがありますが、
この世で肉体を維持するためには、欲は必要欠くべからざるものなのだそうです。
《食欲》
《睡眠欲》
《性欲》
《知識欲》
《物欲(金銭欲)》
《集団欲(脱孤独欲)》
人間の欲にはこんなものがあったかなと思います。
無痛症(むつうしょう)という珍(めずら)しい病気があるのをご存知でしょうか? 生後かかる病気ではなく、
生まれ持つ障害(しょうがい)の一種なのですが、
怪我をしても、病気になっても、一切痛みを感じないという不思議(ふしぎ)な病気です。──奇病(きびょう)といっていいかもしれません。
そんなスーパーマンのような体なら、どんなにかいいだろう、
と思ってしまいがちですが、
じつは、痛みというものは、生き物の生存にとって、なくてはならない、とても重要なもので、
たとえば、屋根の上から飛び降りて足を骨折しても痛みを感じない、
ストーブの上に手を置いて大火傷を負っても全く痛みを感じない、など、
無痛症患者は、そうした体をこわす行為(こうい)を繰り返すうちに、
体を維持(いじ)できなくなってしまうのです。
無痛症患者は『痛み』を理論的に理解しなければなりませんが、
幼いうちに体がボロボロになってしまいます。
欲も同じです。欲がないと、人はこの世で生きられなくなってしまいます。
また、同じ理由で、この世の心的な苦痛も、その必要性が理解できます。
この三次元の世界に、不幸や心痛は、無くてはならないものなのです。
不幸がなければ、人は、向上する意欲も必要なくなってしまいます。
自殺志願者(じさつしがんしゃ)は、自身の不幸を憂(うれ)いて自殺しようとします。
が、その不幸は、その人にとり、その人生にとり、必要不可欠なものだということを知るべきです。
その苦痛が、どれほど苦しくとも、とても耐えられないと思われても、
自殺によってその苦痛をリタイアすることが、裏目(うらめ)にしかでないことを知るべきです。
ちなみに、裏目に出るとは、
自殺後のあの世に、今とは比較にならないほどのとてつもない苦痛をもたらし、
来世に、より暗い影をもたらすということです。
あの世では自殺はできませんから。私達は消え去ることができないのです。
かいつまんで、最近の日本では、鬱病(うつびょう)経験者は13人にひとりで、
自殺者の8割が鬱病患者、という驚くべき状況があります。
特に、鬱病とはこの《欲》に支障をきたす病気であり、
まさに、今の日本が、肉体の生(せい)を象徴する心の病に病んでいることを、
さし示しているような状況にあると言えるでしょうか。
勿論(もちろん)、欲は必要欠くべからざるものだからといって、
必要以上に貪(むさぼ)っていいものではないでしょう。
基本的には、あの世に持っていけないものは、クズ同然なのです。
このうち生理的な《欲》──
《食欲》
《睡眠欲》
《性欲》
は、言ってみれば、現世で必要なものであって、あの世では不必要なものでしょう。
というわけで、男&女についてですが、
「あの世ではエッチは必要ない!? それでは何を目的に生きればいいのか?^_^;」
と思われたかたも多いかと思いますが、
ただあの世では、出産がないため性欲は必要ありませんが、けれども男女はあるのです。
そればかりか、神様にも男神様と女神様とがおられます。
(すくなくとも神道やヒンドゥー教にはおられます。)
地球の年齢は約50億年
地球に最初の単細胞生物が現れたのは約35億年前
地球の生物体系に雌雄が現れたのは約12億年前
この世には単為生殖をする生物も勿論ありますが、
雌雄型の生物については、
生物進化論の上では、
繁殖の手段に、男と女が出会う方法を選んだ理由はわからないとされています。
単為生殖と比べると、雌雄生殖は複雑なのだそうです。
まー進化論や遺伝変異論はただの見かけで、
実は生物は神様が創ったのだとすれば、
不思議でもなんでもないことになりますが。
我々は性を、生殖するためのものだと思っていますが、
性欲はただ性が肉体に反映したものであって、
実は霊的には、性は、もっと重要な役割を持つもののようなのです。
性とは、もっと真なる性エネルギーを秘めたものなのだそうです。
ちなみに、男とは女とはなんなのか。
(人物スペシャル「山本鈴美香」〜ムー135号中記事より)
男とは女を幸せにする存在であり、
女とは男に幸せにしてもらった後に男を幸せにする存在なのだそうです。
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この章は只今纏括中につき、以下、乞うご期待!
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8.念
(初出2004.05.29)
(改訂2004.06.24)
さて、ここまで、象徴的な話ばかりでしたが、
ここで少し、物理っぽいお話をしましょう。
「念動」「サイコキネシス」というSFによく出てくる言葉があります。
漫画・映画などでは、
手を使わずに物を動かし、ビルを破壊したり、
自分を持ち上げて空を飛んだり、
かなり物質的に描かれたりします。
スターウォーズの「フォース」という捉え方には、もう少し崇高(すうこう)なニュアンスがあります。
で、実際の「念力」は、この世の物理法則と違うレベルにあるのです。
これはもともと霊が作用する力なのですが、
そもそも霊とは、念を具現(ぐげん)する存在なのです。
たとえば、憑依霊は、憑いている人の運命を捻じ曲げます。
そこに働く力は、この世の物理法則の通用しない力です。
わかりやすくサイコキネシス(念動)を例に挙げて説明しましょう。
たとえば、ビルの外壁に使われるヘーベルやコンクリートの柱などは、硬い素材です。
この硬い素材を曲げるという現象を例にあげて、説明しますと、
物理の法則では、これを曲げようとすると「ボキリと折れる」という結果になりますが、
念動者がこれを曲げる際、
その念動者がコンクリートやヘーペルの硬さを知らないと、
クニャッ、と曲がってしまったりするのです。
コンクリートやヘーペルの硬さを知らないとはなんだい、と思うかもしれませんが、
主に子供の場合、この世の摂理(せつり)を理解していないので、
子供の念動者にはえてしてそういうケースがあるのです。
つまり、サイコキネシスとは、物理法則に従った現象が具現する、と我々が思うのは、
単に、我々の考え方が物理法則に拠(よ)っているだけであって、
念とは、もともと物理法則に関係なく、考えたとおりに具現するものなのです。
「物理法則に関係なく」という言い方をしましたが、
本来から言えば、
この世は、時間軸を限定することで、架空の物理法則を設定した、というべき世界なのです。
本来は、念が支配するのです。
先に
『物理法則が人知を超えているという点では、
この世もあの世と同じと言っていいのかもしれません。』
と記述しましたが、
むしろ、物理法則は架設されたものにすぎない、といった方が正しいでしょう。
ただし、我々の考える力は、この世で培(つちか)われたものでもあります。
霊界はいわば心が世界を創る、とでもいうべき世界です。
清らかで無垢(むく)な原初の魂は、正に清らかではあるけれども、
そのかわり霊界に何も形成しない、
ということになります。
この世よりもあの世こそが、我々の本来により近いのですが。
この世とあの世は表裏一体。
この世があってあの世もあるのです。
現に、その人の霊格は、
あの世にいる時よりも、はるかにこの世にいる時の方が創られやすいのです。
そのためにこそ、私達は、この世に来ているのですから。
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この章は只今纏括中につき、以下、乞うご期待!
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まだまだずうっと続きます。
以下、乞うご期待!
オカルト心霊幽霊霊魂
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