1905年に26歳のアインシュタインによって特殊相対性理論が発表されてから、
物理学界は、相対性理論を元に活発化しました。
その中に、
ドイツの数学者カール・シュバルツシルトや、
アメリカのジョン・オッペンハイマー
などが相対性理論を元に発表した理論には、
非常に重い星が収縮を続けるとやがて、
一点に集中して質量が無限大になる特異点が現れることが導き出されていました。
が当時、そんなものは空論上の産物だとして、
ほとんどの人がそんな天体が実在するとは思いませんでした。
アインシュタインも、その理論にはあまり興味を示さなかったようです。
そうして1955年、アインシュタインが76歳でこの世を去り、その16年後の1971年、
エックス線望遠鏡を搭載した天文衛星ウルフが、
白鳥座X-1が発するエックス線が、異常な値を示していることを確認。
今現在、白鳥座X-1などいくつかの天体はブラックホールであると見て間違いないであろうと考えられています。
1971年から数年後、その事実が正式に公表されて、世の中はその話題でもちきりになりました。
「ブラックホール? そんなものが存在するのなら、ウルトラマンも存在するのか?」
といった感じだったようです(^_^;)。